積もり重なる疑惑
軽快さこそが売りですから
月夜を切り裂く
屈辱的敗北
ふらついても倒れない
大地に根ざした一本の木
欲しいなら素直に言いなよ
勝者の曇りなき瞳
書いたての自由帳
勝っても負けても泥仕合
誰も知らない彼女の秘密
目隠しから逃れて
猫よ、ねこよ、鳴いておくれ
手元には君の好きなパステルカラー。キャンバスには君の嫌いな原色
嗚呼、君ヲ永久ニ赦ス事ナカレ
あの人を埋めるの、手伝って
向けられた切っ先
もどかしさを過ぎて
矛盾と向き合う
月影の孤独
有限の命、無限の愛
いつかその日が来ると覚悟していた
眠れぬ夜にはアナタの子守歌で
最低だと罵っても構わない
売れ残った野菜に自分自身を重ねた
鼻歌騒音
太陽の加護
砂漠の掟
あの頃に戻りたい
鬼と呼ばれて
遮る唇
否定するだけなら簡単
いつまでも抱きしめていたかった
闇に浮かぶ二つの瞳
夢にしがみつく
円を描くように
絡みつく視線
声を枯らして
くらい暗い森の奥の伝説
闇の恐怖に囚われたら、もう戻ってはこれない
破り捨てたカレンダー
いらっしゃい、何かあると思わないでね
気付けば薬指に指輪が
男は黙って壁になれ
女は笑って勝ち取れ
銃声子守唄
口付けの数だけ恋をする
それで、お前は満足か
逃がさないって言っただろ?
お前の顔なんて見たくない